政局より国益を優先するべき

国益を守る場

皆さん、こんにちは。愛知治郎です。

ゴールデンウイークが終わって、国会は今年度予算案の参院での審議が行われています。
しかし、連休明け真っ先に野党が共闘したのは、川口順子参院環境委員長の解任要求でした。

今回の経緯は次のとおりです。民主党など参院の野党7党は、川口順子環境委員長の解任決議案を参院に共同提出しました。4月23、24両日で許可を得ていた中国への出張でしたが、渡航後、副首相級の楊潔チ国務委員との会談が4月25日に設定されたため、出張日程の延長を願い出ましたが、野党側の反対により参院議運委理事会の了承が得られなかったため、やむを得ずそのまま北京滞在を1日延長して、楊氏と会談したことを受けてのことです。

川口環境委員長に対する解任決議案は9日の参院本会議で可決されました。常任委員長が解任されるのは、衆参両院を通じて初めてのことです。
私は、今回の委員長解任は行き過ぎ、野党は悪しき前例を作ってしまったと考えています。

この続きは、次回に詳しくお話しさせてください。

(第2回につづく)

政局より国益を優先するべき

皆さんこんにちは、愛知治郎です。

私たち政治家の使命は、世の中をよくし、明るい未来を全国民にもたらすことです。国家国民のことを思うならば、政局より国益を優先するべき、という思いを今回改めて強くしました。

「過ちては改むるに憚ること勿れ」(あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)ということわざがあります。『論語』に出てくる一文で、意味は「過ちを犯したことに気づいたら、体裁や対面などにとらわれず、ただちに改めるべきだ」という戒めです。

川口議員は、4月25日に予定されていた環境委員会が中止になったことを、きちんと謝罪しています。その上で申し上げれば、尖閣諸島をめぐる日中対立により、両国間の要人の直接対話がほぼ途絶えているなか、国益を考えて我々自民党は野党に帰国延期を打診していました。しかし、野党は頑なに延期を拒みました。委員会開催にこだわるなら、委員長代理を立てて開催することも可能だったのに、そういう手続きはしませんでした。

25日の委員会で予定されていたのは、法案提案理由の説明。あらかじめ作成され、配布済みの文書を、儀式的に読み上げることから「お経読み」と呼ばれています。それが流会になったといって、陳謝する常任委員長を解任するのは行き過ぎがあったのではないでしょうか。
形式にこだわって大局を見ずに国益を損なうことをした責任は、本当は野党側にあるのではないかと、私は考えます。

次回、この件に関して、もう少し大きな政治的経緯についてお話ししたいと思います。

(第3回につづく)

本筋の国会審議を望みたい

皆さんこんにちは、愛知治郎です。

人間である以上、間違いや過ちは誰にでもあります。大切なことは、その経験を真摯に受け止めて、変わろうとする姿勢ではないでしょうか。

少なくとも、自民党は2009年の総選挙後に下野して以降、深く反省し党再生に取り組みました。党の理念、政治姿勢、基本的政策を見直し、目指す国家像を示した新たな綱領を掲げ、生まれ変わろうとしました。
昨年12月の衆院選で、歴史的な大敗北を喫した民主党に、変わろうという姿勢を感じないのは、私だけでしょうか。

そもそも、日中両政府の対話が途絶えてしまったのは、民主党前政権による外交上の失敗によるものです。そのことをきちんと反省せず、政局で優位に立とうと揚げ足を取るような対応に終始することはあってはならないことです。
川口議員は、国益を守るためとはいえ手続きが不十分だったことを認め、陳謝しています。それにも関わらず、野党が共闘して解任決議に持ち込んだことは、今後の政治不信を招きかねません。本筋でないことに明け暮れ、大切な審議を疎かにする野党の行為は非常に無責任な態度だと思います。

『論語』には「過ちて改めざる是を過ちという」(あやまちてあらためざるこれをあやまちという)という言葉も記されています。「過ちはだれでも犯すが、本当の過ちは、過ちと知っていながら悔い改めないことである」という意味です。
繰り返しになりますが、現在の中国との不調和を引き起こしたのは、民主党前政権です。その過ちも認めないままに、さらに元外務大臣が中国の外交担当と会合することが国益にかなっているとわかっていながら、与党の足を引っ張りたい野党側が政局優先で滞在延長を認めず、さらに国会審議も捻じ曲げてしまったことこそが、本当の過ちではないでしょうか。(終わり)